アラサ―日記

思い出と記憶と記録

努力は実らないこともあるが、その過程は無駄じゃない

私は小学1年生のころから剣道をしていた

家族が剣道一家だったから

 

さいころから家に竹刀が転がり

道教室に連れていかれた。

 

本格的に習い始めたのが小1で、気分的には生まれたときから剣道をさせられていた。

 

この話は後日するとして、

いろいろな金銭的な兼ね合いがあり、

大嫌いな剣道を中学でもすることになった

 

頭が悪かったので高校に進学する手段は剣道しかなかった

仕方なしに県内で一番強い高校に入学した。

 

高校1年の時の部長は

体も態度も大きくてものすごく強くて、

心がとても繊細なひとだった。

 

彼女に出会ってなかったら

私はもう少し緩い性格になっていたかもしれないが

彼女のおかげで「気配り目配り心配り」がしっかりと身についた

 

彼女が校内紙に作文を発表した際

「努力は実らないこともあるが、その過程は無駄じゃない」

そう書いていた

 

この言葉が10年経ったいまでも深く深く沁みついて離れない

 

私は正直弱かった

彼女みたいに強くなりたかった

 

けれどその彼女ですら叶わない人が世界には沢山いて

私よりもずっとずっと強い彼女が言ったその言葉は

「これから先、何をしても満足することはないだろう。でもその努力は別のなにかになって還ってくるよ」と私は解釈した

 

これが「諦めない」わたしのはじまり