努力は実らないこともあるが、その過程は無駄じゃない
私は小学1年生のころから剣道をしていた
家族が剣道一家だったから
小さいころから家に竹刀が転がり
剣道教室に連れていかれた。
本格的に習い始めたのが小1で、気分的には生まれたときから剣道をさせられていた。
この話は後日するとして、
いろいろな金銭的な兼ね合いがあり、
大嫌いな剣道を中学でもすることになった
頭が悪かったので高校に進学する手段は剣道しかなかった
仕方なしに県内で一番強い高校に入学した。
高校1年の時の部長は
体も態度も大きくてものすごく強くて、
心がとても繊細なひとだった。
彼女に出会ってなかったら
私はもう少し緩い性格になっていたかもしれないが
彼女のおかげで「気配り目配り心配り」がしっかりと身についた
彼女が校内紙に作文を発表した際
「努力は実らないこともあるが、その過程は無駄じゃない」
そう書いていた
この言葉が10年経ったいまでも深く深く沁みついて離れない
私は正直弱かった
彼女みたいに強くなりたかった
けれどその彼女ですら叶わない人が世界には沢山いて
私よりもずっとずっと強い彼女が言ったその言葉は
「これから先、何をしても満足することはないだろう。でもその努力は別のなにかになって還ってくるよ」と私は解釈した
これが「諦めない」わたしのはじまり